西宮の教育を考える市民の会

西宮の教育を考える市民の会です

3/6㈰ 子どもマニフェスト(案)を西宮市長候補に届ける会(オンライン)報告⑦待機児童について

質問⑦

待機児童ゼロ、また保育の質向上において、どのような政策をお考えですか?  待機児童問題はゼロを目指すことは可能な限り目指してもらいたいですが、その目標達成したとしても、兄弟で別々の保育施設を利用することになったり、希望する保育園には入れなかったり、保育園に入ることができず母親が仕事復帰、開始を遅らせる、保育園ではなく幼稚園の利用をせざる得ないということもあります。  保育施設を増設したとしても、現場で働く保育にあたる職員の人手不足であれば、質の高い安全、安心な保育は行えず、働く保育士の職場環境、待遇が良くならなければ、よい保育とはならないと思っています。

 

石井さん

・待機児童の問題は、おおむね解消するところだ。

・西宮の保育の質を確保することにも力を入れてい

る。国基準が6対1、西宮は5対1だ。これを堅持し、園庭も確保した保育に取り組む。

・幼稚園と保育所を一体的に考えて取り組みたい

 

増山さん

・今回の公約にもあるように、保育士の皆さんの待遇改善。保育士の求人の際に広報が足りていないことを改善し、駅前保育所の増設等をして、抽選に漏れることなく、行きたいところに行けるところまで考えている。

3/6㈰ 子どもマニフェスト(案)を西宮市長候補に届ける会(オンライン)報告⑥登下校の安全について

質問⑥登下校の安全について

一番近い学校に行けない地域があるが、どうお考えか

東大阪市では越境通学の申請基準に「指定校までの直線距離が800m以上あり、明らかに近い隣接する学校がある場合」というのがありますが、西宮にはそうした基準はありません。

 

石井さん

・西宮は道路を所管する土木局、教育委員会等が安全点検をし、ガードレールを増設し、地震の後にブロック塀をフェンスにするなど4年間で対応してきた。

・越境と学区に関しては、西宮は固い。通学路の問題から越境の問題は考えたことがなかったので、東大阪の事例などを参考にして研究したい。

 

増山さん

・痛ましい事故等を教訓に対策は取られておると思うが、地域の方からは、側溝のふたが開いている等々の指摘があるので、登下校の安全に積極的に配慮したい。

・越境については、地域の中学校に希望のクラブがないというような声を聞いているので、もう少し柔軟に越境を認める方向で考えている。

3/6㈰ 子どもマニフェスト(案)を西宮市長候補に届ける会(オンライン)報告⑤教育委員の女性登用について

質問⑤

西宮の教育委員は、5人のうち、4人が男性、女性は一人です。教育委員に少なくとも、二人は女性を起用してほしいのですがいかがですか?

また、教育委員会の役割が軽視されていますが、教育の独立性について、どうお考えですか?

 

石井さん

・市長になって女性を任命したが、結果今は、一人になっている。

・市の幹部職員も「女性だから任命」ではいびつになる。無理をせず、意識をしてやっていきたい。

・市長として即断が求められる、市教育委員会と方向性が決まる面はあった。教育委員会議を軽んじていたわけではないが、今後考える余地はある。

 

 

増山さん

・女性の意見は重要。増やしていくべき方向にある。

教育は独立しているが、一部政治の意見、国の方針があるので、加味して人選したい

3/6㈰ 子どもマニフェスト(案)を西宮市長候補に届ける会(オンライン)報告④学校とはどんな場所であってほしいか?

質問④です。

学校にどんな場所であって欲しいと思うか?

教員にどんな存在であって欲しいと思うか?

それらを実現するためにどんな「働き方改革」が必要だと思うか?

 

石井さん

・学校は子どもたちの楽しい場所であってほしい。

・教師は子どもたちから信じられる大人であってほしい。

・そのための働き方改革。物理的な問題とメンタルが追い詰められない働き方を考えたい。たとえば部活の問題。外部人材の活用など考えたいと思うが、部活は長時間過密労働だからダメだと押し付けるつもりはない。先生が生き生きと働ける環境を考えていきたい。

 

増山さん

・子どもにとって楽しい場であってほしい

・先生たちは成績ではなく、しっかり子どもに向き合って過ごせる余裕を持った環境づくりが必要。

3/6㈰ 子どもマニフェスト(案)を西宮市長候補に届ける会(オンライン)報告③学力テストについて

久しぶりのブログ更新です。

今日は学力テストについて、おふたりの考えをお聞きしました。

 

石井さん

・学力テストは、それぞれの学校の傾向を把握するために使っている・

・学校のおかれた様々な環境があるので、学力テストの結果で教師を比較するようなものではない。

・算数や数学の少人数授業の検証等として、教育委員会で各学校の傾向を比較することはある。

学力テストの結果を公表することはしない

 

増山さん

・学校は、学力をつける場なので、じっかりと学力テストをする。

・それで、序列をつけるようなものではないと思っている。

・何かを比較するようなものではないと考えている。

 

おふたりとも「比較ではない」「序列をつけるものではない」とのお答えですが、

もうすこし聞いてみたいところです。

 

3/6㈰ 子どもマニフェスト(案)を西宮市長候補に届ける会(オンライン)報告②皇統教育について

日本維新の会・増山まことさんの号外に記載されていました

「小中学校で皇統について正しく学ぶ機会を作り【教育力UP】」について

沢山の質問が寄せられました。

 

質問②(増山さんに)「皇統教育」について質問がありましたので、考えをお聞かせください。

 

増山さんの回答

「皇統教育に関しては、歴史を学びましょうということで、具体的には、年1時間くらい、ちょっと日本の歴史を学んでいくような時間を設けるくらいの話なので、そんな大きな、皆様が思っているような状況ではないです。」

 

申込時や当日チャットに寄せられた質問は以下のとおりです。

 

①道徳教育の中に皇統教育を入れるとのことですが、これは何でしょうか?

それよりも道徳に性教育を入れた方が良いが、その点どうなのか?

 

日本維新の会の号外に「小中学校で皇統について正しく学ぶ機会を作り【教育力UP】とありますが、「皇統について正しく学ぶ」というのは、森友学園の幼稚園のように「教育勅語を暗唱したり、古事記日本書紀を歴史として学ぶのでしょうか。

 

③・「皇統」とは、普通、「天皇の血統」のことであり、神武・綏靖・安寧・懿徳・・・・の神話も含めた歴代天皇の血統のことで、いわゆる戦前の大日本帝国憲法の「万世一系天皇」のことだと思うのですが、その認識でいいでしょうか?

・そうだとすると、チラシに「小中学校で皇統について正しく学ぶ」とあるのですが、具体的に、小中学校のどういう授業時間で、何を学ぶことを想定されているのですか?

・「正しく」というのは、今は「正しくない」と増山様は認識されているということになろうかと思うのですが、どういうことなのか教えてください。

・そして、「小中学校で皇統について正しく学ぶ」ことが、どうして「教育力アップ」につながり、さらに「子育てしやすい街づくり」にどうつながるのですか?

・そもそもこの「教育力」って、だれの、誰に対する、どんな力のことをおっしゃっておられるのでしょうか?

・また「行政」は、基本的には教育条件整備を行うことが仕事であって、「皇統を正しく学ぶ」など 教育内容に踏み込むべきではないと考えるのですが、如何でしょうか?

 

④皇統教育、年に1時間であってもやってほしくないです。その授業の時間は子どもを休ませたいです。そのような意見についてどう思われますか?

 

3/6㈰ 子どもマニフェスト(案)を西宮市長候補に届ける会(オンライン)報告①教育環境について

子どもマニフェスト(案)を西宮市長候補に届ける会(オンライン)では

まず、

石井としろうさん(現・西宮市長)
増山まことさん(日本維新の会・前兵庫県議会議員)
所信表明演説をお聞きしました。
(こちらは文字に起こしましたらご報告します。)
 
その後、

私たちのマニフェストをお伝えしたあと、

それぞれの候補者に質問に答えていただきました。

 

回答の順番は、一問ごとに交代でしたが、分かりやすいように、石井さんを左側、増山さんを右側に書いています。

 

質問1)教育環境についてどのようにお考えですか

石井さん

増山さん

学校の教育環境をよくしてきた

・トイレの整備

・学校体育館の空調設備を進める

都市計画税を充当した校舎の建て替え

人の配置をしてきた

・スクールサポートスタッフの加配

・コミュニティスクールを全校に広げる

ハード面と人の配置で重層的に、皆さん方と教育を盛り上げていきたい。

教師の過重労働の解消

・夏休みを短くする

・今ある6時間目を廃止する

→教師の授業準備の時間を確保

 子どもたちと向き合う時間の確保

実際やってみて、もっといい方法があれば考える。

 

教師が子どもと向き合う時間を確保することで、教育の質が向上していく。